雨格子の館 クリア後の感想 | yosiのゲーマー日和

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前回記事レビュー延期

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公式サイト
ゲームに詳しい「忍」さんの紹介文
 
あれから一週間。
長い時間が掛かったけど、
ついに完全クリア!
 
という訳で感想。
ちょっとネタバレも入るかもしれない。

 

・事件自体は非常にオーソドックス。

 

言い方を変えれば「よくある事件」ということ。

でも、別にそれでいいと思ってる。

 

そのよくある事件を、

自分の捜査で結末を変えられるのが、

楽しみなんだから。

 

でも、ひねりが欲しい推理マニアには、

物足りないかもね。

 

・難易度高し。

激高。

 

一度目に完全クリアは不可能。

五度目だろうと普通に不可能。

 

ネットでの「攻略情報」を完全に視野に入れてる、

ムチャクチャな難しさ。

 

この記事を読んでる人には関係ないことだけど、

でも、ネット無い人は、

50時間掛けてもクリアできないんじゃないか、コレ。

 

こんなこと書いてるけど、

解いたら終わりの推理ものは、

コレぐらい歯ごたえがあるほうが正しいと思う。

 

・キャラクターが生きている

 

推理物は、

人数が多すぎるのは良くない。

 

多すぎると役割がかぶるキャラが出てくるし、

一人一人を覚えづらくなる。

 

そういった意味では、

このゲームの人数は適切。

それぞれハッキリした個性、役割があるし、

必要の無い人間はいない。

 

まあ双子の子がいるんだけど、

双子である事が個性だし、

行動派と不思議系とキャラクターは明確に違うし。

 

他にも、

「行動派の筋肉バカ(でもインテリ)」とか

「執事の役割をこなすヤンキー(っぽい口調の青年)」

「自信過剰でうるさい本当にウザイ中年」等

ちょっとマンガチックだけど生き生きしてる奴らばっか。

 

死んだ時に「助けたかった…」と、

思える人が多いのも特徴。

うるさい中年はともかく、他の人は。

・豊富な寄り道要素

ゲームに関係している情報も多いんだが、

明らかに関係してない情報も多数あり、

しかも充実している。

 

特に情報収集可能な「書庫」の、

充実具合は異常。

きちんと見ておかないと完全クリアできない「推理小説」以外に、

「マリモの育て方」「アメフラシ戦記攻略本」

「ふわふわぷるん」等、

どう考えても捜査に関係ない本がたっぷり。

 

また、聞き込みでも、

「誰々の死」「あの事件が起きた場所」

「重要証拠」とかのキーワード以外に、

「カップめん」「「アメフラシ戦記」等、

明らかに事件に関係ないキーワードも聞ける。

 

夏休み終わりに近づいているのに宿題しないで、

遊びほうけてる小学生のように

殺人事件の最中にムダが出来る。

しかもちゃんとゲーム内の時間が過ぎて、

追い詰められる。

 

寄り道の美学を追及する人には、

たまらないゲームだよ。

 

・結論 推理物に飢えてるなら買い。

飢えてないなら上の要素で惹かれるものがあれば買い。

推理物嫌いならスルーでOK。

 

ただ、「事件は一つ」なので、

人によってはコストパフォーマンスは、

悪く感じるかも知れない。

 

yosiは何だかんだで楽しんだので、

売らないで保管するつもり。