ダマサレテミタ Ep2 デート商法編 第5話(終) | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
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月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

このコラムは現実を基にしたフィクションです。

登場人物名、一部の会社名は架空のものです。

更新は月、水、金になります。


目次

 

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宝石店で勧誘に懐疑的になっていたら、

別の魅力的な女性が現れた。

 

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沙希と名乗るその女性は、

とても優しい口ぶりで話し始めた。

 

とはいえ、

結局この宝石店ジェントルの勧誘員の一人。

目的は宝石を買わせることのみ。

 

また世間話のやり直し…。

 

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まあ僕も現金なもので、

内容はあまり変わらない彼女話や結婚話でも、

魅力的な女性というだけで話は弾む。

 

というわけで気づくと一時間。

 

ところが、

また勧誘員が優香さんに戻った。

 

「なんで私以外の相手にそこまで盛り上がってるいるの?」とか、

ちょっと怒り気味な口調で。

 

………沙希さんが良かったな。

 

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この辺の謎は。

 

・勧誘した獲物を他の人に譲るわけがない

 

基本的にこういう商法は、

買わせたときの本人の還元率がかなり高い。

 

200万の契約させたら、

それこそ50万くらい本人に入るんじゃないかな。

 

だから、本来勧誘中に、

他の人に変わるわけがない。

 

ではなぜ沙希さんが出てきたのか?

 

それはたぶん、

・優香さんの昼休憩のため

ではないだろうか。

 

今更世間話に戻ったのも、

話を進めるつもりが無かったからと思われる。

 

つまり、戦略を変えたわけじゃなく、

ただの小休止だったんだな。

 

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というわけで結局優香さんに戻った。

 

もう宝石話も飽きたし、

沙希さんとも話したし、

そろそろ帰るか。

 

今16時か。

もう5時間もここにいるよ…。

 

紅茶しか出してくれないし…。

お腹すいたよ。

 

「そろそろ帰る。

吉野家で牛丼食べる」

 

優香さん

「何言ってるの?

帰らせないわよ」

 

「お腹すいたんだよ!」

 

優香さん

「宝石買って行きなさいよ!」

 

こりゃダメダ。

会話成立してない。

 

状況を確認。

 

ここは店の一階。


扉は自動ドア。

 

店は女性店員数名と、

僕と同じ勧誘されてる暗めの男性数名。

警備員等はいない。


いける!

 

《yosiはにげだした》

 

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荷物を持って全力逃走。

もともと、逃げ足には自信がある。

 

優香さんがものすごい勢いで追ってくるが、

僕も負けない。

あっという間に地下街へ逃げ込んだ。

 

曲がり角を二つも曲がれば、そのまま巻ける。

 

終わった。逃げ切った。

 

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《ユ~メ~ジャナイ♪ アレモ~♪ コレモ~♪》

 

携帯電話が鳴り出した。

B'zのウルトラソウル。

 

登録してない電話番号は全てこの着メロだ。


もしや…。

 

優香

「牛丼買って戻ってきなさいよ!

私だってお腹すいてるのよ!」

 

何かわめきたてられてる。

 

《プチッ》無言で切断。

 

そして着信拒否リストに載せて一件落着。

 

そしてとりあえず西口まで逃げて、

吉野家でまったり食事。


吉野家ホームページ

吉野家横浜西口店  

 

牛丼は良いねぇ。庶民の味方だよ。

やっぱ宝石店なんて僕には合わないや。

 

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こうして今回も、

マルチ商法と同じく実被害は無し。

 

ただやっぱり、

騙されると分かって行く物じゃない。

追ってくる優香さんスゴイ形相だったし…。

 

デート商法の解説は既にしてるので省略するけど、

皆さんもダマサレナイヨウニ。

相手はお金目当てで、あなたを見てないよ!

 

Ep3に続く。