家電メーカーはゲームの専門家ではない | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

【松下電器】

 

3DOというハードでゲーム業界参入。

性能はよかったが価格が高く、

機能を活かしたゲームがいくつか出るも、

すぐ撤退。

 

【NEC】

 

PCエンジンというハードでゲーム業界参入。

ソフトメーカーハドソンの全面協力もあり、

そこそこのシェアの獲得に成功。

 

ただ一時、

「PCエンジンだけで3種類ある」という状態になり、

消費者を混乱させる。

ある機種は「別売り拡張であるCDROMドライブが付けれない」

ある機種は「性能を拡大したがゲームが出ない」

等々。

素直に一つの機種で勝負するべきだったと思う。

きちんと調べる消費者ばかりじゃないんだよ。

 

後継機種「PCFX」で

アニメ系ゲームに特化した機種になり、

一部コアなファンが付くも、

ビッグタイトルが出ないまま撤退。

 

【ソニー】

 

正式には子会社である「SCE」

情報戦略、引き抜き、流通改革等で、

PS1をヒットさせ、

DVD機能のついたPS2で家庭用ゲーム機のトップとなる。

家電メーカーとしては初の快挙。

 

が、「ソフトを重要視しない」戦略により、

影が見え始める、ソフトの売れ行きが鈍る。

 

とはいえ、一度築いたトップの座は安泰と思われたが、

PS3にて「ありえないほどの戦略の失敗」を、

いくつもいくつも繰り返す。

 

・価格 高すぎ

 

・DVDと違い、あまり必要ではない、

大容量メディア「ブルーレイディスク」の採用。

 

・ゲームソフト開発者を全く大事にしなかったため、

SCEの続編は軒並み質を落とし、

昔の名作シリーズがほぼ劣化。

 

さらに、そういう状態でも会社の利益のために、

「未完成品」や「作り込みが浅い状態」でも発売する為に、

一時的に売り上げを上げても、

シリーズのファンが減るという悪循環。 

 

・採用したCPUがゲームの開発に向いてない。

同じようなゲームを作っても、

他のハードより数倍の開発費がかかる

 

ちなみマダいっぱいあるんだけど割愛。

アト一つにしておく。

 

・ハードの種類が複数あり、

消費者に違いが分かりづらい。

 

この辺は他のハードでもあることなんだが。

PS3の問題は…。

 

「最新の40GBバージョンは、

PS2互換を切り捨ててコストダウンしてる」

 

つまり、同じPS3でも、

「PS2のゲームを(一応)遊べる」ものと、

「全く遊べないもの」の2種類が存在してる。

 

まぁ、PS3買うような人は、

PS2を持ってることも多いけどさ。

情報を調べない人はババを引くことになるな。

 

もう、完全に「家電メーカー」の発想として、

ゲーム機を売っているわけで、

それは結局ゲーム機としては「失敗」への道。

 

着々と、

「松下」「NEC」と同じよう、

「ソニー(SCE)」のゲーム業界撤退が進んでいるな。

 

yosiとしてはどちらかといえば歓迎。

ソフトを重視しないメーカーが、

ゲーム業界に居座られていても迷惑だし。

 

ちなみに、

Xbox系のマイクロソフトは、

ちょっと家電メーカーと同じ失敗をしそうな兆候はある。

複数ハードの混乱はXbox 360でもあるし。

ただ、ソフトを軽視してないので今のところyosi的にはOK。