四十八(仮) 問題点あり だが… | yosiのゲーマー日和

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アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

バンプレスト
四八(しじゅうはち)(仮)
公式サイト
 
まず最初に。
 
・yosiはこのソフトの脚本、企画の、
「飯島さん」のファンである。
 
ファンになった理由は、
スーパーファミコンで発売した、
「学校であった怖い話」に、
カルチャーショックを受けたから。
 
もう、本当に本当に、
心の底から「嫌になる話」ばかりで、
ある意味ホラーとして最高の作品だった。
 
そしてその飯島さんがシナリオを担当した、
最近発売のDSソフト
「アパシー 鳴神学園探偵局」は…
 

アークシステムワークス

アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~

公式サイト

 
正直なところ、
ちょっと物足りないところがある作品だった。
特に物足りないのが、「この作品で完結してない」ところ。
(自分はまだ8割くらいしか終えてなく、ネットの情報より)
 
だが、ホラーゲーム作家としての「量産力」は健在だったと、
個人的には思ってる。
近代のネットを使った怪談から、
陰陽道、妖怪、幽霊等、
引き出しの豊かさは相変わらずすごい。
 
さて、やっと本題。
 
四十八(仮)は、
(仮)が付いて本タイトル。
主人公は「ゲームソフトのサンプルモニター」という設定。
 
内容は飯島さんが中心となり、
様々なゲストクリエーターの力を借りた、
「都道府県怪談集」
  
コンセプトはかなり面白いんだけど、
まず最初に致命的な欠点を。
 
・バグが多い。

 
情報まとめサイト
 
セーブ関連でかなり問題があるらしく、

yosiも「セーブ画面で×ボタンを連打してフリーズ」を、

何度も体験した。

 

この点は同情できない。

もっとも優先しなければいけない部分だしね。

 

さて、その上で、

「四十八(仮)」のやろうとしてることを解説。

 

・プレイヤー本人に呼びかける演出

 

この「四十八(仮)」の場合、

「主人公はテレビの前にいるあなた」という、

演出を重視してる。

 

この辺の試みは、

成功してるかか失敗してるかは置いておいて、

なかなか面白い試み。

ホラーゲームとの相性もいいと思う。

 

yosiが「映画」や「ドラマ」や「アニメ」より、

ゲームが好きなのも、

「見てるだけじゃない没入感」があるからだし。

世界に介入できるのはゲームだけ。

 

まぁ、「ゲーム内の自分の名前をつけた主人公」にも、

一定の性格があるから、

完全に同じじゃないけど。

 

ただ、ゲーム自体は、

完全に「ネットで情報交換しまくって、

それでもよく分からない」くらい煩雑。

 

クリア条件、ゲームの進め方、

そもそもの目的、一つの話のハッピーエンドの条件等、

最初のプレイでは全く不明で、

今後頑張ってもどこまで解明するのかも分からない。

 

人を選びすぎるマニアック作品な上に、

バグもあるので、

到底、オススメできる作品ではない。

 

ただyosiは、

この「新しいものを作ろうとする挑戦心」を評価して、

一通りクリアしようと思ってる。

 

相変わらず怪談の引き出しは非常に豊かだし、

有名なゲストクリエーターのホラーもあり、

バラエティは本当に豊か。

この混沌とした魅力は他にない。

 

バグを避けつつ、じっくりとプレイしてみる。