2005年 外資の会社に勤めてた 回想14 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

・会社名 登場人物名は仮のものです

・この話はフィクションです 

実在のものとは一切関係ありません たぶん


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【勤務9日目というか

ラスト2日】

 

朝、営業報告会にて、

早速徳川君が褒め称えられてる。

 

支店長。

「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

徳川君サイコー!

とくちゃんサイコー!

もう3件da!

もう3件da!」

 

このノリ、

やっぱりついていけない。

 

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この職場はノルマは存在しない。

 

また、目標は設定されるけど、

目標未達成時に罵倒されることも無い。

 

とにかく、

怒られる事はほぼ皆無。

 

 

理由は簡単で、

完全歩合のイッパ・クレストは、

契約を取れなかった人間には一円も出さない。

 

普通の会社の場合、

仮にその営業が件数ゼロでも、

日給を払ってる。

だから給料分の元を取るために、

ハッパを掛けたり、罵倒したり、

クビと脅したりしなければいけない。 


まあ何を言いたいのかというと。

 

【ノルマ制のほうがマシでは…?】

 

まあ、絶対に怒られないというのは、

自分のペースで仕事したい人には魅力的なのかも。

そういう視点で外回り社員を見渡すと、

みんな自我が強すぎる人ばかり。

 

ここは会社じゃなく、

なんか共同体みたいなものなのか。

 

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いつもの牛丼屋で会議。

僕はこの店の牛丼は嫌いなので食わない。

吉野家に比べてあまりにも劣化しすぎだよ…。

 

近くのモスバーガーの方が良い。

でも、言える立場じゃない…。

せめてもの抵抗として、家でいつも朝食を食べてる。

 

中村さん。

「今日は営業場所を変えよう。

もう川崎は限界だ。

何とか俺は毎日目標達成してるけど手ごたえ的にヤバイ」

 

三浦さん。

「じゃあどこにする~?」

 

荒川さん。

「どうせならみんな行った事無い場所の方がいいな」

 

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2005年当時、

某電話会社の神奈川地域の直収電話カバー率は、

9割くらいで、まだ始まって無い地域もあった。

 

で、サービス開始になった時期は、

それぞれちょっとずつずれるので、

場所選びは重要。

 

ただ、みんな近いところの方を行きたがるので、

横浜地区はほぼ完全に行きつくしていた。

で、北隣の川崎市もほぼ終わり。

南隣の横須賀市は別グループが行ってる。

 

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中村さん。

「藤沢は……まだ俺ら、

誰も行って無いよな」

 

みんなうなずく。

 

「今日は藤沢まで行くぞ!」

 

藤沢市は横浜から見ると西隣。

江ノ島、湘南海岸などが有名な場所。

僕からみると観光地的イメージが強い。

 

こうして、

僕たちは新たな営業場所まで電車で向かった。

続く。