2005年 外資の会社に勤めてた 回想19 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。


目次

  

・会社名 登場人物名は仮のものです

・この話はフィクションです 

実在のものとは一切関係ありません たぶん

 

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【勤務10日目営業開始直前】

 

結局の所すでに12時前。

営業開始前にコンビニに寄る事にした。 

 

すると、荒川さん、三浦さんもいる。

四人で食事。

 

三浦さん。

「この辺は本当に初めてだね」

 

荒川さん。

「まあ奥さんのためにも、

俺は頑張るだけさ!」

 

↑おまえは頑張れ。

本当に頑張れ。

 

中村さん。

「じゃあ夕方5時くらいに合流しようぜ。

ここまで2時間くらいかかってるし、

あんまり遅くまでいたくないしな」

 

みんなうなずく。

 

つまり、本日の営業時間は5時間。

 

全員コンビニの簡単な食事を済ませ、

改めて中村さんと二人きり。

 

「yosi君。

今日も昨日と同じように、

一件ずつメモを取ってってくれ。

 

この辺は地図で見る限り、

整備された区画のようだ」

 

たしかに。

凄くきれいな四角がいくつもある。

高級住宅地って感じだな。

 

「俺が左の方を回るから、

yosi君は右の方ね。

 

今日は普段より時間が少ないし、

合流は最後まで無し。

ただ、もし分からないことがあったら、

携帯電話に連絡をくれ。

 

じゃあ行こうぜ!」

 


そしてある晴れた春の日。

営業が始まる。

 

まずは、

自分が回る範囲をざっと早足で歩いてみた。

整備された区画は見た目もきれいで歩いててキモチイイ。

 

ある程度歩くと国道っぽい道にたどり着いた。

ガソリンスタンドや工場がある。

国道は越えないようにぼんやりと歩く。

 

そして、

地元のケーブルテレビの会社があるようだ。

詳しく見て無いから支社なのか本社なのか分からないけど。

 

元々散歩は好きなので、

非常に楽しいのだが…。

 

スーツで営業に来てるんだよな。

いつまでも現実逃避できない。

 

始めるか…。

 

嫌だけど。

 

…本当に嫌だけど…。

 

もう、チャイムを押すのは、

本当に嫌過ぎるけど…。

 

~~~~~~~~~

 

全部振り払え。

 

なんとしても、

一件は獲得するんだ。

 

30分以上は過ぎただろうか。

まずは一件目。

勇気を出してチャイムを押す。

 

もう、毎日やってるのに、

全く慣れない。

 

そしていつものように、

出てさえくれずインターフォンで断られる。

 

またちょっと、

心が壊れつつ、次へ。

次へ。×

次へ。×

つぎへ。△

つぎへ。×

つぎ。×

つぎ。△

ツギ。×

…………

 



いつもどおりの一日が始まった。

心がどんどん壊れてく。

壊れてく。

こわれてく。

コワレテク。

 

ツヅク。