2001年 コンビニで学んだ事… 2 -¥14000 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

  

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岩越店長から。

 

「なあyosi。

お金貸してくれないか」

 

終わりの始まりを告げる言葉がきたけど、

その前に僕の「貸し金履歴」を説明。

 

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夜勤で日給一万。

2008年の今の僕からみると、

そんなに美味しい仕事でも無いけど、

1998年の専門学校当時の、

僕にとってはなかなかの大金で。

 

週2~3日勤務で、

なかなかのお小遣いを手にしていた。

 

そこへ。

 

【5人兄妹の長男で父親が最近失業の

真面目なクラスメイト】

 

彼が、

「正月の飯代が無い…。

餓死するかもしれないから、

どうかお金を貸してくれ…」

 

コトワレルワケナイジャナイカ。

 

そして貸してあげたのは2万円。

彼はせめてもの気持ちとして、

2枚のCDをくれた。

 

ファイナルファンタジー ヴォーカル・コレクションズII(ラヴ・ウィル・グロウ)/ゲーム・ミュージック
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ファイナルファンタジー ヴォーカル・コレクションズI-祈り-/ゲーム・ミュージック
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彼がくれたのは2枚の、
ゲームのファイナルファンタジーの、
ボーカルアルバム。
幻想的な歌声が心地いい原曲を活かしたアレンジ集で、
このアルバムを全く知らなかった僕も結構満足した。
 
でも、2枚で6千円。しかも中古品。
僕が貸した2万円の担保としては不十分。
 
結局この2万円は返ってきて無いので、
総合的に見ると一敗かな。
 
でも、話を聴く限り、
マジで家族そろって餓死してたかもしれない、
切迫した状況だったので、
後悔は無い。CDも今でも聴いてるし。
 
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というわけで、
貸し金履歴の一つはこれ。

 

二つ目は次回。

本編はその後に。