2001年 コンビニで学んだ事… 4 -¥50万? | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 


この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 


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岩越店長から。

 

「なあyosi。

お金貸してくれないか」

 

終わりの始まりを告げる言葉が。

 

まずは詳しく話を聞いてみようじゃないか。

 

「いくら必要なんですか?」

 

「50万円」

 

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夜勤が日給一万だったことは前に書いたけど。

僕は、伊勢左木に来た当初は、

夜勤で週五日勤務。

 

月収は21万~23万。

6~7万は食費、国民年金、国民保険、携帯料金等で消えて。

3~4万が僕の小遣い。

残り10万程を貯金。

 

その暮らしを一年近く。

例の貸し金の踏み倒しもあったけど、

それでも100万円くらいの貯金が出来ていた。

 

ただ、その後、

夜勤の夜22:00~朝8:00の、

完全昼夜逆転暮らしが、

さすがに嫌になってきて。 


時給は安くなり、働く時間は短くなったけど、

朝~夕方まで仕事する朝方の暮らしになった。

身体は非常に楽になり、

そしてそれ以降貯金は全く増えなかった。

 

その貯金の半分を貸してくれ、と。

 

僕はこのとき、貯金額をだれかれかまわず話してた。

そのことは同じくバイトリーダーの、

米川さんには「止めたほうがいいよ」と指摘されたけど。

今ならよく理由が分かる。

 

話してなければ、

最初からこんなこと頼まれないもんな。

 

まあそれはともかく。

もう過去は変えられないんだ。

 

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「じゃあ、適当なところで返してくださいね。

次回出勤するときに持ってきます」

 

「恩に着るよ!」

 

岩越店長は50代後半くらい。

ちょっと太目の狸親父みたいな体系だけど、

痩せれば結構かっこいいんじゃないかという元男前。

実際、若い頃の太る前の写真は、

ヤクザ映画に出ていそうなキリッとした感じ。

 

なんだかんだで3年間、

ちょっとイイカゲンな人と思いつつも、

相性はそれなりに合って、うまくやっている。

韓国パブへみんなで連れてってもらったこともあった。

 

恩返しみたいな気持ちもあり、

50万円の貸し出しをOK。

 

ただ。

 

前の二つの貸し金のように、

返ってこなかったらさすがに困る額。

 

自分なりに、対策は立てるべきだろうな。

 


 

続く。