2001年 コンビニで学んだ事… 8 ピンクの | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

  

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

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パク君が消えて。


新人夜勤バイトの折沢君は、

二十代中盤。

 

普通に仕事やる気なし。

 

しかしあくまで普通。

パクくんと違い日本語は通じるし、

八重樫さんとちがいひどい仕事ぶりでは無い。

 

ただ。

 

【自宅電話も携帯電話も持ってない独り暮らし】

 

さすが伊勢左木町…。

問題ある人ばかり…。

 

 

しかし、時間はきっちり守るし、

本当に最低限だけだけど仕事はするので、

戦力にはなる。

 

もちろん、リーダー格のケンからは愚痴られる。

「折沢本当に仕事しない 休憩しまくり」

もう…。

 

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外見で人を判断してはいけないことを、

学ばさせてもらった、

【高校中退のピンクの髪の18歳男子カッチャン】

 

彼は、仕事っぷりはケンの次の夜勤バイト。

折沢君のこともいつも愚痴ってる、

仕事に真剣に取り組む子。

 

僕は彼と仲良くなって職場以外でも会うようになってた。

そして分かったことは。

 

【塾でトップクラスの成績】の優等生だったそうで。

とにかく頭がいい。

 

特に数学については学年でも上位。

ただ、勉強よりもおしゃれとか仲間と遊ぶこととか、

そういうことに興味を持ったため高校を中退。

複雑な家庭の事情も影響してた感じ。

 

結局彼は紫の髪とか黄緑の髪とか、

奇抜な色を散々試してバイトしてた挙句。

 

最後は黒髪にして、

ケンと同じ中流大学へ進学した。

ケンを尊敬して、また学業をがんばる気になったそうだ。

 

本当、外見で人は判断できないな。

 

とはいえ、接客業でピンクの髪は、

やっぱりどうかと思ったのも事実だが。

 

ただ、僕一度彼の家に行って、

赤い髪に染めてもらったことがある。

「yosiさん髪染めればかっこよくなるよ!」と、

カッチャンの好意だった。

そのときはカッチャンの彼女も協力してくれて、

僕の眉毛を整えてくれて。

 

オタクの僕にちょっとおしゃれを教えてくれた恩人。

 

というわけで僕は一時、

赤い髪でコンビニ勤務してた。

ぜんぜん人の事いえない。

 

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そして折沢君の加入により、

結構落ち着いてきた夜勤態勢だけど

また一人、

戦力になる新人が。

 

続く。