2001年 コンビニで学んだ事… 16 遅刻対策前編 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

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【2002年1月~2月】

 

夜勤は大分落ち着いてきてる。

リーダーのケン、補佐のカッチャン、

やる気ある元経営者猿宮さん。

彼らが柱になってくれて、

在庫管理をしっかりしようという指示も従ってくれる。

 

だから、僕と米川さんの二人の

バイトリーダーは、

朝と昼と夕方の管理。

夕方は店長が毎日いるから、

朝と昼が主。

 

ただ、ここにきて、

新しい問題が生じてた。

 

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大学生のやすしと、

おっとりした天然系少女の堀さんは、

二人とも店長が横須賀で雇った新人。

仕事っぷりは二人とも問題ない。

 

ただ、隣の市である、

横浜の伊勢左木まで通うに当たって

二人とも凄く遅刻が多い。

 

遅刻されると当然、

店が回らなくなる。

 

朝の荷物が少ないときなら、

なんとか二人でも回るけど、

曜日によっては朝、大量に荷物が残ってる。

そこへ遅刻されるとたまらない。

 

朝は三人いないとダメ。

 

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僕は一切遅刻しない。

この店では夜22時に終わって、

次の日が朝8時からという、

横須賀から通ってる僕は

寝る暇のないシフトがよくあったけど。

 

それでもなんとか6時間の睡眠を確保して、

朝8時にきちんと着いて業務してる。

彼らに、遅刻しないよう指導しなくは…。



ただ、前に一度失敗してんだ。


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【1999年 夜勤から朝に変わった直後】


かわいい女子高生の夕方勤務の女の子が、

そのままフリーターとして卒業後、

朝勤務に入ったんだけど。

 

とにかく遅刻しまくりで。

 

僕、彼氏の話とか聞いて相談役だったけど、

遅刻を何とかしようと裏で暗躍してた。

 

そして米川さんと、

「今日遅刻したらクビにしよう」と決めた日に、

やはり遅刻してきたのでクビにした。

 

その結果、

僕はその女子高生と仲良かった女の子達に、

「裏切り者」と完全に嫌われまくってね。

 

一時期、若い女性バイト二人が、

僕と一切口利いてくれなくなり。

 


しかもその若い女性バイト二人と3人で、

朝過ごす日が週二日もあって。

もう、胃が痛くて痛くて。

もう仕事中あからさまに、

「なんでyosiとなんかと仕事しなきゃいけないの」と、

ふたりで陰口じゃなく、大口叩いてるの。

 

2週間で3キロ痩せた。

 

とはいえ、

僕は女子高生に良い顔しつつ、

裏切っていたのは事実。

甘んじてこの状況を受け入れていると。

 

若い女性バイト二人が逆に孤立してきた。

 

なにしろ、僕は「裏切ったこと」以外は、

本当に真面目に勤務してる。

 

他のバイト仲間に僕の悪口を言おうにも、

誰にも共感されない状態。

そして、それでも僕が気に入らないから、

あることないこと悪口を言い続けて。

 

2ヵ月後、

やめたのはこの若い女性バイト二人だった。

僕を追い出したかったんだろうけど、

僕はそれで短絡的に辞めてしまう気はない。

 

結果的には、

仕事は出来るけど言うことの聞かない、

ちょっと問題のある女性バイトが全くいなくなって、

店の改革がスムーズに進む状態になったけど。

 

元はといえば、

僕が自分の口で遅刻の注意をせず、

他の人に注意を任せて、

その子の前では良い人ぶっていたのが、

この事件の発端。

 

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その事件はもう大分前の話だけど、

2002年の今回のことは、

そのことを思い出さざる終えない。

 

やすしと堀さんの注意は、

今度は米川さんに頼らず、

僕自身で行う。

 

後編に続く。