2001年 コンビニで学んだ事… 17 遅刻対策後編 | yosiのゲーマー日和

yosiのゲーマー日和

元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

  

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

==========


やすしは大学生だけど、

僕と同じ年で中学も同じの同級生。

同じクラスになったことはないけど、

僕と共通の友人もいて、すぐ友達になった。

ゲームの趣味も合ったし。

 

ちなみに僕は3年制の専門卒だけど、

彼は4年制大学を一年留年。

 

大学の合間にバイトを入れてて、

朝、昼、夕、夜全てのシフトを、

嫌な顔をせず手伝ってくれる。

 

でも、朝は苦手で、

遅刻するんだよなぁ、やすし。

 

==========

 

やすしは天然系の堀さんに、

明らかにアタックを掛けてるけど、

堀さんはどうでもいいという感じ。

傍から見てるとよくわかるな。

 

で、僕は堀さんともチョコチョコ話して、

バンドマンの彼氏がいるとか分かってきた。

 

==========

 

というわけで、

二人とも仕事仲間としてそこそこ打ち解けてる状態。

あとは、きちんと注意をするだけ。

 

まずはやすしから。

 

「やすしくん、いつも仕事頑張ってくれてありがとう。

でも、やっぱりちょっと遅刻多すぎるかな

朝つらいのは分かるけど、やっぱり曜日によっては凄く困る。

なんとか努力してみてくれるかな」

 

「yosi ごめんね 努力するよ」

 

~~~~~~~~~

 

で、すぐまた遅刻しやがった。

 

==========

 

堀さんにも注意。

 

「横須賀から来ていてつらいのも分かるけど、

やっぱりちょっと遅刻が多すぎるよ。

困るのはみんなだから、なんとか頑張ってみてよ」

 

「は~~~い」

 

何か気の抜けた返事。

 

で、すぐまた遅刻しやがった。

 

==========

 

全然現状かわんねぇ。

 

で、僕の出来ることは、

【何度も同じ注意をし続ける】のみ。

 

幸い、僕は遅刻は一切しないので、

注意をできる立場であり続ける。

あとはもう地道な努力だ。

 

==========

 

2週間くらい注意を続けて、

やすしの遅刻は減ってきた。

 

だが、堀さんが、

2時間も遅刻しやがった。

 

さすがに腹が立ち、

説教開始。

「この残ってる荷物を見て!

人に迷惑を掛けるってのはこの事。

堀さん、君はちゃんと仕事してくれるし必要な人材だけど、

だから時間通りに来てくれないと本当にコマルんだよ!!!!」

↑テンション高め

 

そして一呼吸置いて。

 

「いいかげんにしろ」

↑暗く静かに。

 

「……すいません………」

 

いつものゆったりしてノホホンしてるムードが消えてる。

ちゃんと、自分のこととして聞いてくれてる感じ。

 

===========

 

一月後の夜勤リーダーのケン。

「あの二人、やっと遅刻しなくなったぜ!

ありがとうよ!」

 

何度も注意し続けた甲斐あったぜ。

 

===========

 

米川さん。

「店長が言ってたよ。

今回の棚卸し、

差異が30万くらいで済んだってさ」

 

よっしゃ!

努力はちゃんと実ってる。

額としては100万マイナス→30万マイナスだけど、

棚卸しは3ヶ月に一度なんだから、

一月33万マイナス→10万マイナスくらいまで減った!

 

店はいま、

本当にいい感じだ!

 

続く。