2001年 コンビニで学んだ事… 40 チャンス前編 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この物語は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

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僕の母方のじいちゃんは、

2007年11月に亡くなった。

 

そして当然、

2002年の4月には生きてる。

 

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伊勢左木店の崩壊が進む中。

 


【2002年4月】

 

駅が近いので、

ちょこちょこ遊びに来てるじいちゃん家にて。

 

じいちゃん

「俺のコネで、

スーパーの正社員にならないか?

今なら口利きできるぞ」

 

母さん

「今、パパ(僕から見たじいちゃん)は、

地元の名誉職に就いてるから、

チャンスは今しかないわよ」

 

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降って湧いた突然の、

しっかりした就職の誘い。

 

じいちゃんは地元の中小企業の会長で、

よくポスターが張ってある政治家とかと一緒に、

パーティもやってるし、

何か警察に顔が利くらしい。

警官がじいちゃん家に挨拶に来る。

 

つまり、横須賀では権力があるらしい。

会社もこのときは10個くらいあり、

小さいながらも地元では安定してた企業だった。

(過去形)

 

 

ただ。

なんでこの状況なのに、

僕自身がそのじいちゃんの会社に入らないのかというと。

 

母さん

「あんたは本当に機械弱いからね…。

車をいじる今の仕事はムリね…」

 

僕もそう思う。

 

母さんは14歳から家業の手伝いで車をいじってる、

筋金入りのプロ。

だからそのままじいちゃんの会社に勤めてる。優秀。

 

かたや僕は自転車も乗れないし、

免許を取るのも運転が下手というレベルを超えてて。

 

それでも普通の人の2倍のお金を掛けて、

教習に落ち続けながら強引に免許は取ったけど、

助手席の同乗者がハンドルを切らなければ、

事故ってた危機が何度もあって、運転はやめた。

 

機械も死ぬほど苦手。

 

車関連の仕事なんぞ、

出来るはずもない。

 

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だから、関連会社じゃない、

全く違う企業での就職の誘いを、

用意してくれたのであった。

 

スーパーか。

 

スーパーといえば…。

 

猿宮さんと木下さんがいるが、

猿宮さんは経営者だったからちょっと違うな。

 

木下さんはどうだろう。

「ええ!

あの会社に誘われたんですか?

それ、私がいた会社ですよ!」

 

なんと!

 

続く。