・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
==========
連載42回目にふさわしい終末。
==========
【2002年4月後半】
なんと。
給料は3ヶ月連続で払われなかった。
僕の貯金額を覚えているだろうか。
このとき僕は【¥100万前後】
そう、
遂に貯金が尽きた。
元々貸してる¥50万
三ヶ月払われなかった、
¥18万の給料×3=¥54万
返済をごまかすために払ってもらった利子の\2万
全て計算すると、
-50-54+2=102
アウト。
==========
米川さん
「なんで俺がお金のやりくりに、
ここまで苦労しなきゃいけないんだ…。
はっきり言ってもう腹が立つとか、
そんな次元じゃないよ…!」
米川さんの給料は、
推定\30万
一人だけ週六日勤務&実質副店長手当て付き。
つまり、¥90万も払われてない。
こうなると親族や消費者金融に頼らないと、
家計の維持もできないわけで。
僕やアキマサのようなパラサイトシングルとは、
危機感が違う。
==========
アキマサ
「定期代も足りなイよ…(笑)」
しかしそのアキマサすらも、
もうこの現状。
それでも笑いながら言ってるところが、
アキマサの長所と短所。
長所【打たれ強い】
短所【理不尽な状況でも怒れない】
アキマサは僕と同じ週5日勤務だけど、
残業が多かったり、
ちょっと休みをつぶしてもらったりしてるので、
給料は推定¥20万。三ヶ月で\60万。
==========
僕\102万
米川さん\90万
アキマサ\60万
全部で約\250万の金額を、
従業員に借金してる岩越店長。
どういう神経してるんだ!?
次回はその分析。