2001年 コンビニで学んだ事… 49 +-ゼロ | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この物語は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です

 

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【2002年5月下旬】

 

給料日。

 

岩越店長。

「はいよ!給料だ!

悪かったな!」

 

わーいわーい給料だー。

 

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って!

普通の一月分の給料じゃないか!

 

これはもらえるのが当たり前なんだよ!

僕が言ってるのは、

《貸し金&遅延給料の約100万》の事!

 

こんなプラスマイナスゼロのことを、

してもらったところで、

辞める発言を撤回するわけにはいかないな。

 

とはいえ貯金が尽きそうになってから、

この際一月分の給料でも、

充分ありがたかったのは事実。

 

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米川さん&アキマサも、

今回、一月分の給料は払われたので、

とりあえず二人とも急場はしのげそうだ。

 

プラスマイナスゼロの行為とはいえ、

一歩前進してると思う。

 

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そして、

もうこの状況で隠すことも意味が無いので。

夜勤リーダーのケンに辞めることと100万の事を話す。

 

「そりゃひどいな。

yosi、辞めるの正解だよ。

でも、辞められるとこの店どうなっちゃうのかな…」

 

一応、中国人二人以外にも新人が入ってきて、

そちらは主婦に女子高生。

どちらも普通に働いてくれる人。

 

しかし人数は足りない…。

僕が辞めるならなおさらだ…。

 

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猿宮さん

「yosiが辞めるのは本当に残念だよ

俺はお前のこと買ってるからな~。

携帯番号教えてくれ!また連絡するよ!

 

しかしこの店本当にひどいんだな

俺も潮時かな…」

 

元スーパーの経営者猿宮さんにも打ち明けた。

猿宮さんも店をつぶした人のはずだけど、

給料に手を付けることはしなかったらしい。

だから岩越店長の行動には否定的だ。

 

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辞めることを説明するために、

結局、岩越店長の行動を話す必要が、

どうしても出てきてしまう。

 

そのため、

親しい仲間には全て話した。

 

折沢君

「yosi辞めちゃうの?残念だなぁ」

 

ただやる気の無い折沢君には、

何にも話してない。

適当な理由をでっち上げて曖昧に話す。

彼は同僚だけど仲間じゃないし。

 

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こうして、5月下旬も終わり、

6月へ突入。

 

続く。