・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【2002年6月上旬】
皆にお別れを言わなくてはいけない。
マキちゃん
「え~~~~~!!辞めちゃうの?」
事情を話した。
「それはヒドイね。
辞めるのもしょうがないね…。
でも寂しいなぁ…」
マキちゃん自身は、
工業系の一流企業のOLに、
就職活動を成功させてた。
そのため来年はきちんと正社員。
頑張れといった甲斐があった。
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カッチャン
「yosiがいなくなったら、
この店マジでヤバイし、
話せる人も減っちゃうなぁ」
彼はこの頃はピンクの髪も黒くして、
大分真面目になっていたので、
大事な戦力だったが、
僕が先に辞めることになるとは思ってなかった。
軽く飲み会開いてくれたり、
とても友好的に送ってくれたよ。
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千沙はこの頃、
就職した一流企業で年上の彼氏を作り、
会ってくれることも拒否し始めてた。
とはいえ、メールの会話くらいは出来た、
で、「辞めるべきだよそれは!」と言ってた。
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やすしは…。
じつはやすしは、
岩越店長の息子と仲良し。
そのため、僕の話も、
複雑な表情で聞いていた…。
「実はさ…。
最近新聞の広告で…。
岩越店長の家が売りに出されてるのを見たんだよね…」
え………。
続く。