・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【2002年7月】
職は失ったが、
伊勢左木の仲間との連絡はまだ続いている。
そして朗報。
《米川さん、アキマサの遅延給料が払われた》
ホッとする報告だ。
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さて。
仕事探さなきゃ。
そして、
近所のパソコンショップのバイトに応募した。
理由は簡単で、
《テレビゲームコーナー》があったから。
また、比較的大きな会社でもあった。
だからコンビニよりは、
しっかりしてるだろうと。
面接をして、
受かってそのまま働き始め。
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当時のPCショップの店長談。
「間違えて雇っちゃった(笑)」
僕はそれくらい使えなかったそうだ。
オマケにコンビニの経験が役に立つと勘違いしてて、
プライドも高い本格的な役立たず。
仕事は遅いしレジも不正確。
PCの知識は無くお客さんに間違った案内をする。
防犯装置の取り付けも満足に出来ない不器用。
発注の経験は担当しないので意味が無い。
で僕は。
「テレビゲーム担当yosiです!」
勝手にそう名乗り続け、
組織改変のときそのまま、
テレビゲームコーナーに配置された。
その後は得意分野なんで、
多少はマシになったと思う。
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まあそんなわけで、
《やる気ある無能》そのままの転職…というか、
転バイトをした僕。
職場的には一番始末におえないタイプ。
折沢君のように【やる気の無い無能】だと、
割り切って使えるんだけど。
《やる気のある無能》ほど使う側にとって、
困る人材はいない。
【ゲスト談】
僕より半年後に、
正社員候補のバイト入社の大森君談。
「yosiさんは確かにひどかったですね
良い上司がいたから成長はしましたが」
僕より一年以上後にバイト入社の中沢君談。
「え!?yosiさんは出来る人だと今まで思ってました!
そんな時期があったなんて…」
コンビニと違ってこちらの知り合いは、
ブログ見てるから美化できない…。
【たぶん、コンビニの描写は美化入ってます…】
しかしあくまでコンビニ話なので、
PCショップの話は適当に省略して。
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7月のある日、
やすしと我が家で遊ぶことになった。
そして岩越店長の家の続報が。
続く。