・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【2002年7月】
やすしは工業系の正社員に、
就職活動を成功させていた。
おめでとう。
そして今日はゲームで遊ぶ集まり。
「ごめんyosi
これ、俺にはちょっと向かなかったよ」
やすしから、
貸したゲームと攻略本を返してもらう。
- 俺の屍を越えてゆけ PS one Books
- Amazon.co.jp
- 公式サイト
- 俺の屍を越えてゆけ公式指南書―ソノ血、絶ヤサヌ為ニ
- Amazon.co.jp
そうか~。
3回通してクリアしたくらい、
僕的にはオススメのゲームだったんだけど…。
でも派手さに欠けるマニアックなゲームだから、
しょうがないか…。
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「いい物教えてあげるよ。
これが2ちゃんねるって言ってね…」
僕に2ちゃんねるを教えてくれたのはやすし。
そのときは良く分からなかったけど、
後日ゲーム情報はほぼ全て、
2ちゃんねるでまかなうことになるんだから、
やすしは恩人だ。
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そんな感じでゲームな会話を繰り広げる中、
岩越店長の話題になった。
僕
「前に家が売りに出されてるって、
話を聞いたけど…」
やすし
「ああ…あれ、
売れなかったみたい。
抵当が色々付いてて複雑になってて…」
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↑専門用語連発でややこしい。
僕も専門家ではないので、
簡単に説明すると。
【家を担保に金を借りた相手が複数いた】
で、借金の大半は、
本部相手だったらしい。
岩越店長は伊勢左木店は2店目なので、
その開店費用だったのか、
それとも棚卸し差異による借金か…。
で、新聞広告で買い手は付いたけど、
その権利のごたごたで、
結局売ることができなかったそうだ。
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典型的な破滅パターンじゃないか…。
売ることができれば、
一応まとまった額の借金はなくなるのに…。
買った額は保障されるわけじゃないにしても…。
僕は、やはり辞めたのは間違いではなかった。
このままじゃ岩越店長と一緒に沈むところだったんだ…。
そして僕の行動により、
米川さんとアキマサの給料遅延も解消したわけで。
二人ともお金面では救い上げることができたんだ…。
ただ、
岩越店長はどうなるんだろう…。
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時は流れて…。
【2002年12月】
続く。