2001年 コンビニで学んだ事… 61 終電後 | yosiのゲーマー日和

yosiのゲーマー日和

元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この物語は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

==========


【今回の話、全然コンビニと関係ない】

 

今日が土日なのを忘れてた。


よりによって,

女の子とのデートの日に、

地味な大学生男子と話し込んで、

終電を逃すなんて…。

 

もうちょっと身のある逃し方をしろよ…。

 

===========

 

当時の僕の家は横須賀市の、

その中間くらいの場所。

 

横浜市中区の伊勢左木からは、

もう横須賀への電車は終わっていた。

それでもなんとか、

横須賀と横浜の境目くらいの駅には着いたが…。

 

金沢文庫駅

 

家まではあと10駅程。

現在夜一時くらい。さてどうする?


 

=========== 

 

・1 タクシー

・2 適当な店で過ごす

・3 歩く

 

===========

 

まず、タクシーは無い。

月給13万で前より収入が減ってる僕に、

タクシーなんて贅沢なものは選択肢外。

 

適当な店は…これでもいいんだけど、

なにしろこの金沢文庫駅にほとんど来ないから、

周辺に詳しくない。

 

となると…。

 

今は雨も降ってない。明日は休みで余裕もある。

歩くに決定!

 

===========

 

前にも書いたけど僕は自転車に乗れない。

みんなが自転車を使ってるとき、

いつでも歩いてきた。

 

そのため、足は鍛えられてて、

遅い自転車くらいのスピードを出せるし、

数時間歩く程度なら疲れない。

 

今こそ実力発揮のとき!

 

===========

 

国道沿いを歩き、

横須賀市に突入。

 

横須賀は土地の5/4が山という、

日本有数の山国。

無数のトンネルを抜けて。

 

途中、自転車乗ってるおじいさんを追い越した。

トンネルを3個越えても追いかけてこない。

 

勝った!まだ僕の足は現役だ!

 

============

 

この余裕がいけなかった。

 

どうせこの辺を歩くのは久しぶり。

それなら、小さい頃よく連れてってもらった、

思い出の場所に行って見よう。

 

そんなことを思い、寄り道。


長浦港 ネット百科事典

長浦 画像付き紹介ページ  

 

廃線のあとがある、

寂れた港。

 

凄く好きな場所だった。

 

というわけで、

この場所へ行けるはずのわき道を曲がり…。

 

曲がり…。

 

アレ……。

 

アレレ……?

 

==========

 

道に迷った……。

 

==========

 

一時間見たことも無い山の住宅街を歩き、

肝心の港には着かなくて、

しかも、気づいたら横浜方面の駅まで戻っていた…。

 

===========

 

僕が数時間歩くくらいでは疲れない足を持っていても、

さすがに、

【道に迷って目的地につけない挙句、戻ってた】は、

脱力…。

 

精神的な疲労が…。

 

===========

 

給料が減ってから、

自動販売機でジュースを買うという贅沢は、

自重していたんだが、

この日は解禁。

 

さすがに飲まなければやってられん。

¥150もする普段なら買わないペットボトルを買う。

 

そして疲れたので、

適当な公園のベンチで休み…。

 

そのまま、

安針塚駅から始発で帰った。

 

安針塚 ネット百科事典


結局金沢文庫から4つの駅しか進んでない…。

 

悔しかったので後日リベンジした。

この駅で降りて長浦港を見てから歩いて家まで帰った。

 

===========

 

本当に。

 

なにデートの日の夜に、

こんな無駄なことをしてるんだ僕は。

 

===========

 

そしてコンビニの話は、

いよいよクライマックス近し。

 

【2003年5月】

 

PCショップで普通に働いていた僕に、

一本の電話。

 

元スーパー経営者の猿宮さん

「よう!元気か!?」

 

「猿宮さん!?

お久しぶりです!

どうしたんですか?」

 

「ちょっと話があるから来てくれるか」

 

「どんなことですか?」

 

「コンビニの開店を考えてるんだ」

 

!?

 

続く。