・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【2003年5月】
普通にPCショップで働いていた僕に、
猿宮さんから電話。
「コンビニを開店したいんだ!」
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まあなにわともあれ、
待ち合わせ場所の
伊勢左木町近くの駅へ。
「昼食食いに行こう!
俺がおごるよ
この天丼屋は俺が昔から、
愛用してるところなんだ!」
ちょっとぼろい外見だけど、
中はしっかりしてる小さい老舗の店に入る。
!
さすがにうまい
!
二人とも食べ終わり、
そのまま店にとどまり、
話を聞く。
「岩越さんがいなくなった後、
そのまま伊勢左木店には残ったんだけど、
そろそろお金も溜まったんでな。
今、いろいろなコンビニチェーンから資料を取り寄せてるんだ!
佐山さんとも色々話してみた
どこにするかはまだ決めてないがな」
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さて。
僕はこの連載で、
「コンビニ」としか明記してないけど。
実際はある大手チェーンの店なわけで。
今後の話でコンビニに詳しい人は、
どこのチェーンだか想像が付くかもしれないけど、
この話はフィクションです。
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「業界で一番の所は、
やっぱり加入金やロイヤリティが高いんだよな…」
僕も資料を見せてもらう。
確かに高い。
「そうすると、伊勢左木店と同じにするのもアリですね」
「確かになぁ。
正直なところ、コンビニにブランドは、
あまり関係しないと思うしな。
ほとんど立地条件で決まるだろう」
「僕もそう思います。
まあそれでも業界一番となれば、
ちょっと違うのかもしれませんが、
他は似たり寄ったりでしょう」
そして、
全ての資料を見せてもらった。
続く。