2001年 コンビニで学んだ事… 66 ライバル店 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この物語は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

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【2003年8月】

 

PCショップも大分なじんできた。

なにより、僕を間違えて雇った店長が異動で、

新しい店長との相性がかなり良い。

 

ゲームコーナーは完全に任されて、

毎日活き活きと仕事中。

【どうにもならない無能】から、

【無能だけど、ゲーム知識は役に立つ】というバイトにレベルアップ!

 

したと思う。

 

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横須賀を散歩中。

 

駅近くの銀行で、

岩越店長と出会う。

 

「おお!yosiじゃん!」

 

どうやら逆恨みはされてないようだ。

歓迎ムード。

僕が伊勢左木店の終焉を早めた戦犯の一人という、

見かたも出来るんだけど、

特にそういったそぶりは無い。

 

「忙しいんですか?」

 

「ああ!お金のやりくりで大変だよ!」

 

……………。

 

その後も忙しい忙しいを連発して、

いつの間にか,

いなくなっていた。

 

大丈夫なのか…。

 

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………これは!?

 

岩越店長の店のすぐ側に、

別の大手チェーンのコンビニが開店してる!?

 

業界一位だよコレ…。

 

横須賀の店は駅に近いという利点があったけど、

これじゃあ半分のお客さんは業界一位の店に流れるよ…。

 

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まあ伊勢左木の店があんな終わり方してるんだし、

膨大な額の借金があるから、

横須賀の店だけではまかないきれないと考えるのが普通だな。

 

でも、その横須賀の店も、

危険信号が……出てるな。

 

もう僕には何も出来ないが。

 

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実の所、

よくある話。

 

猿宮さんも話していたけど、

コンビニは

【立地条件の良し悪しがかなりのウェイトを占める】

 

もちろん、

バイトの質とか品切れを防ぐとか万引き被害とか、

色々な要素はあるけどさ。

 

でも、人が来なければそれ以前の問題だから。

 

で、せっかくかなりの売り上げを上げても、

よい立地条件だった場合、

ライバル店が出来る可能性は高い。

 

なぜなら、実際にそこでの成功例があるんだから、

お客さんの数が想像しやすい。

後はいかに奪っていき…。

 

最終的に閉店に追い込むかの戦争。

 

火蓋は切って落とされてしまった。

 

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開店やら閉店やら、

色々なことが渦巻いているな。

 

続く。