・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
===========
猿宮さん
「この店はいずれお前のものだ!」
どういうこと?
「俺は10年くらいコンビニ経営したら、
それで引退して、
あとは余生をニュージーランドで過ごすつもりなんだよ」
===========
結構ニュージーランドは移住に良い国みたいだね。
テレビとかでの特集も定期的に見る気がするし。
猿宮さんの場合は奥さんの故郷という思惑が強いと思うが。
で、僕自身は、
日本人はかなり幸福であると思ってる。
・どんなに最低な暮らしでも、
めったに明日の飯に困らない
・戦争が無く、国家に理不尽に殺されることが少ない
・国民のほぼ全体が文字が読めて、
貧乏脱出のチャンスがある平等に近い国
非正規雇用だ年金問題だ色々あるけど、
それでもまだランクがかなり高い国と思ってる。
だって、【明日生きていられる】んだから。
でも世界に目を向けて、
より自分が幸せに生きられる道を探すのは、
これも非常に前向きで良いと思う。
僕は日本を出る気は無いけど。
ゲーム先進国に生まれた幸せをかみ締めたい。
============
そんな僕の個人的意見はおいておいて。
「で、俺がニュージーランドに行ったら、
あとはこの店はyosiに譲ろうと思ってるんだよ。
yosiを俺がビシバシ鍛えるぜ!
立派な経営者にしてやる」
経営者…か。
………岩越店長の失敗が、
最初に思い浮かんだ……。
続く。