この話は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【専門学校卒業後、コンビニ勤務
月収22万】
↑今回の僕はこんな感じ。
そんなに重要じゃないけどさ。
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コンビニで深夜に勤めていると、
帰ってくるのは朝。
朝9時くらいに帰ってきて、
そのまま寝る。
夜6時くらいに起きて、
また出勤。
昼起こされると困るから、
携帯電話は切っておく。
そんな暮らしをしてる中、
専門学校のクラスメイトから、
着信が入ってた。
【宇津木康弘(ウツギヤスヒロ)】
………正直言って、
あまり親しくは無かった奴だな。
僕はゲーム雑誌志望だったけど、
宇津木はスポーツ雑誌希望だった。
そのため群れてるグループ自体は別。
ただ僕は【ゲーマー仲間】だけで群れてると、
人間の幅が狭くなってしまうし、
何より女の子と全く仲良く出来ないので。
(ゲーム雑誌グループに女の子は皆無だった)
男子校を卒業しちょっと下心もある僕は、
女の子がいる音楽雑誌やスポーツ雑誌のグループとも、
それなりに交流を持っていた。
とはいえやはり別グループ。
確か宇津木は、
金髪で不真面目で専門学校の出席率はものすごく低く、
雑誌社の就職は出来ず、
結局家の近所のスーパーのバイトを続けてるはずだけど。
(僕も人の事いえないが)
とりあえず電話を掛けてみる。
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「久しぶり~宇津木君
どうしたの?」
「yosiくん~元気だった?
今何やってるんだい?」
「僕?コンビニの夜勤」
「俺さ~今新しい仕事やってるんだ!
で、そのことで話があるから、
ちょっと会えないかな?」
【ダマサレテミタ Ep1 マルチ商法編】
スタート。