ダマサレテミタ Ep1 マルチ商法編 第5話(終) | yosiのゲーマー日和

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アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

このコラムは現実を基にしたフィクションです。

登場人物名、一部の会社名は架空のものです。

更新は月、水、金になります。


目次

 

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宇津木の勧誘からしばらくして、

専門学校のクラスメイトの堀君から電話。

(彼はファッション雑誌希望)

 

堀君

「宇津木の話聞いた?」

 

「直接話聞きにいったよ。

マルチ商法の勧誘だね」

 

堀君

「yosi君もか…

宇津木、クラスメイト勧誘しまくりのようでさ…。

山田君(鉄道雑誌希望)が入っちゃったみたいなんだ…」

 

「え……」

 

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ちなみに。

マルチ商法の勧誘はクーリングオフ対象なので、

日にちが浅ければ無条件解約が出来る。

皆さんが同じようなことになったときの、

参考にしてください。

当時は知らなかったけど。

 

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そして堀君の話を聞く限り、

クラスメイトで契約したのは山田君一人のようで、

あとはそもそも会わないか、会っても断っている。

 

堀君

「俺も会わないかと言われたんだけど、

ちょっと胡散臭くて断ったんだよね」

 

「賢明だよ堀君」

 

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その後宇津木や山田君がどうなったかは知らない。

 

ただ、今回書きたかったことは、

【あっという間に情報は広まる】という事実。

 

マルチ商法で儲けるためには、

・手早く

・強引に

・過去は切り捨て新規開拓

 

それを実行しないと難しい。

実際、もううわさが広まっている以上、

クラスメイトの勧誘はほぼムリだろう。

 

ナニワ金融道でのマルチのプロの台詞

「この仕事は、

今までの人間関係全て、

金に換えてしまうものなんや。

あとはペンペン草一つ残らんのや」

 

プロがやったらそのとおりなんだけどね。

 

 

………実はその後知ったんだけど、

僕の親族の叔母さんが、

いわゆる「成功者」でね。

 

だんなよりもよっぽど多い稼ぎで、

あまりにも営業が良くて、

本部からも何度も表彰されてる人だったそうで。

 

その人は、

上の3か条に加えて、

 

・明るい性格

・商品を良いものと信じてる

↑マルチ商法でも全て悪いものとは限らないから、

本当にそこそこの商品な事はありうる。

 

・勧誘だけでなく普通に商品も売れる

 

という感じで、

ものすごく成功したそうだ。

 

人間関係にはそんなこだわる人じゃなかったし。

 

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しかしそんな人は例外。

僕も色々な職場を渡り歩き人を見てきたけど、

マルチ商法で大成功できるような本物の営業人は、

50人に一人くらいなんじゃないか。

基本的にはマルチ商法なんてやらないほうが良い。

 

だって、成功してもお金が残るだけで、

人間関係は残らない。

で失敗したら全てなくす。

リターンはともかく、ハイリスクだ。

  


ダマサレナイヨウニ。

 

Ep1終わり。

Ep2へ続く。

 


 

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痛いニュース マークパンサーが怪しい商売を始めた

↑小室さん率いるグローブのメンバーのマルチ報告。

小室さんといい、マークといい、お金に踊らされてるなぁ…。