ダマサレタミタ Ep3 クレカ編 第3話 | yosiのゲーマー日和

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月曜はゲーム以外の近況日記。
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他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

このコラムは現実を基にしたフィクションです。

登場人物名、一部の会社名は架空のものです。

更新は月、水、金になります。


目次

 

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偽造カードを使われたが、

たいしたこと無かった。

でも謎があるので独自に調べた。

 

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《2ちゃんねるクレジットカード版》

 

一度興味を持ったことは、

徹底的に調べる僕。

 

大手掲示板でとりあえず目に付いたスレッドを、

目に通し続ける。 


クレカ 換金率の高い商品は何?

↑参考スレッド ちょうど2002年くらいだし

 

色々なところで、

換金率の高い商品として、

PS2があげられている…。

 

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お金を借りることが制限されてる多重債務者。

 

そういう彼らが行き着く最終手段の一つが、

【クレジットカードショッピング枠現金化】

 

¥30000のPS2を買って、

¥25000で買ってもらえたら。 

 

それが5台だったら。

 

とりあえず¥125000の現金が手に入る。

 

彼らは多重債務者なので、

後日¥150000の支払いが来ることは考えない。

 

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また、そういう多重債務者本人ではなく、

カードを取り上げた貸主ということもある。

 

この場合、もはや闇金かも。

まあ当時は2002年だし、

テレビで宣伝してるようなサラ金も、

キツイ取立ての一環としてやってたかも。

本人がどうなろうと興味は無くて、

貸した金が返ってくればそれで良いんだから。

 

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つまり、

【偽造カードの犯罪者】以外に、

【クレカ枠現金化希望の債務者】や、

【クレカを取り上げた取立人】等が、

平和なゲームコーナーの本体を利用しているのか。

 

なんというか、

ただのゲーム好きである僕には、

憤慨物の展開ではあるのだが。

 

でも、世の中理想どおりなんかには行かないし。

商売は結果が全て。

利用できるものは何でも利用しなきゃいけない。

 

だから観察はしてるけど、

販売制限は無い。

 

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特徴1

・女性は皆無

 

PS2本体を複数買いに来てる人は、

全て男性だった。

 

特徴2

・下手ないいわけをする

 

聞いてもいないのに、

「ビンゴゲームの景品で…」とか言って来るのは、

何か後ろめたいことがあるからだろう。

何も言わないほうが良いんだよ。

 

何か言っても、印象深くなって、

ただマークが深まるだけなんだから。

 

特徴3

・空気で何となく読める

 

狩るものと狩られるものの差というか、

後で偽造と判明するケースは、

やはりプロの犯罪者ばかり。

行動がスマート。変にマークされるような真似をせず、

余計な事をしゃべらない。

 

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こうして、

【本体を複数買って行ってくれる上客】との、

付き合い方を身につけた僕。

とにかく余計な解説は省いて、

とっとと売るだけだ。

 

ところが数ヵ月後。 


佐保店長

「もう偽造カードだと保険は降りないから、

偽造の奴は本体売らずに追い返してくれ」

 

ええええ!?!?!?!?

 

さて、どうするよ。

 

続く。