登場人物名、一部の会社名は架空のものです。
更新は月、水、金になります。
==========
微妙に総合タイトルが代わってますが、
一連のシリーズです。
また、話の流れ的にはEp3と続いているので、
今回は3.5という続き物です。
でももう偽造や換金は関係ありません。
だけどテーマはクレカです。
詳しくは本編で。
===========
佐保店長
「yosiちゃん。
ゲームコーナーを閉鎖して良いかな?」
そして、
僕はそれをOKした。
僕は、たんなる時給¥810のバイト
【わーい10円上がってる♪】なんだけど、
その僕に閉鎖の意思を確認して、
了承した後、すぐ閉鎖は実行された。
了承した理由?
僕、そろそろ【給料13万 手取り11万】の状況から、
脱出を考えていたんだよね。
毎月生活は出来るけど貯金が出来ない。
いくらゲームコーナーの仕事が楽しくてもこれじゃまずいだろうと。
ゲームコーナーが無くなれば、
僕がこの店にいる理由も無くなる。
===========
ところが。
佐保店長から強く引きとめられて。
結局、辞めるタイミングを逃してしまった。
佐保さんはドライブに連れてってくれたり、
仕事終わりに毎回のようにラーメン屋を行ったり、
カラオケに行ったりキャバクラにいったり、
しかも全てオゴリ。お世話になってる。
店長自体はとても一緒にいて楽しい人だし、
そんなわけでズルズルと。
===========
しかしもうゲームコーナーは無い。
前Epの偽造バブルがはじけたのも、
閉鎖の理由の一つ。
それでも売り上げ事態はそこそこあったけどね。
他には、ゲームのことをあまり詳しくない佐保店長が、
PCに集中するため、ということもあった。
4人のゲーム系のバイトもPCコーナーに回せるようになるから、
店全体の仕事の効率は良くなる。
そういった複数の理由により閉鎖された。
==============
そして居場所をなくす僕。
倉庫の社員さんに毎日ムチャクチャに怒られる。
元々僕は仕事の覚えは凄く悪い。
さらに遅くて不正確。
それでいて店長に可愛がられているんだから、
そりゃ人によって腹立つだろう。
真面目にはやってるけど、成長が遅すぎる…。
ゲームコーナーではリーダー格だったから期待も大きく、
そのぶん、落胆も大きい…。
閉鎖から一ヶ月もすれば、
ゲームコーナーの功績は無かったことになり、
僕は下っ端以下のベテラン無能バイトに成り下がっていた。
まだ、倉庫の仕事には慣れない。
===========
そんなある日。
転機が訪れた。
PCグッズを店に並べていた時に、
お客さんからクレカ付きポイントカードの入会を希望された。
社員さんに任せようとしたけど、
誰も空いてない。
しょうがないので店員用案内を読みながらたどたどしく接客。
そのまま何とか一件獲得できた。
一件獲得すると自信が付く。
そのまま、連日倉庫番をしながら一件を積み重ねて行き。
気づくと一部の社員さんよりも獲得数が増えてた。
佐保店長
「なかなか頑張ってじゃんyosiちゃん。
クレカ担当になってみるか!」
倉庫から外れることになった。
そして、僕はクレカ担当に。
続く。