ダマシチャッタ… Ep3.5 クレカ編《続》 第1話 | yosiのゲーマー日和

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月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

このコラムは現実を基にしたフィクションです。

登場人物名、一部の会社名は架空のものです。

更新は月、水、金になります。


目次

 

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微妙に総合タイトルが代わってますが、

一連のシリーズです。

 

また、話の流れ的にはEp3と続いているので、

今回は3.5という続き物です。

 

でももう偽造や換金は関係ありません。

だけどテーマはクレカです。

詳しくは本編で。

 

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佐保店長

「yosiちゃん。

ゲームコーナーを閉鎖して良いかな?」

 

そして、

僕はそれをOKした。

 

僕は、たんなる時給¥810のバイト

【わーい10円上がってる♪】なんだけど、

その僕に閉鎖の意思を確認して、

了承した後、すぐ閉鎖は実行された。

 

了承した理由?

 

僕、そろそろ【給料13万 手取り11万】の状況から、

脱出を考えていたんだよね。

毎月生活は出来るけど貯金が出来ない。

いくらゲームコーナーの仕事が楽しくてもこれじゃまずいだろうと。

 

ゲームコーナーが無くなれば、

僕がこの店にいる理由も無くなる。

 

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ところが。

佐保店長から強く引きとめられて。

結局、辞めるタイミングを逃してしまった。

 

佐保さんはドライブに連れてってくれたり、

仕事終わりに毎回のようにラーメン屋を行ったり、

カラオケに行ったりキャバクラにいったり、

しかも全てオゴリ。お世話になってる。

 

店長自体はとても一緒にいて楽しい人だし、

そんなわけでズルズルと。

 

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しかしもうゲームコーナーは無い。

 

前Epの偽造バブルがはじけたのも、

閉鎖の理由の一つ。

それでも売り上げ事態はそこそこあったけどね。

 

他には、ゲームのことをあまり詳しくない佐保店長が、

PCに集中するため、ということもあった。

4人のゲーム系のバイトもPCコーナーに回せるようになるから、

店全体の仕事の効率は良くなる。

そういった複数の理由により閉鎖された。

 

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そして居場所をなくす僕。

 

倉庫の社員さんに毎日ムチャクチャに怒られる。

元々僕は仕事の覚えは凄く悪い。

さらに遅くて不正確。

 

それでいて店長に可愛がられているんだから、

そりゃ人によって腹立つだろう。

真面目にはやってるけど、成長が遅すぎる…。

ゲームコーナーではリーダー格だったから期待も大きく、

そのぶん、落胆も大きい…。

 

閉鎖から一ヶ月もすれば、

ゲームコーナーの功績は無かったことになり、

僕は下っ端以下のベテラン無能バイトに成り下がっていた。

 

まだ、倉庫の仕事には慣れない。

 

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そんなある日。

 

転機が訪れた。

 

PCグッズを店に並べていた時に、

お客さんからクレカ付きポイントカードの入会を希望された。

 

社員さんに任せようとしたけど、

誰も空いてない。 


しょうがないので店員用案内を読みながらたどたどしく接客。

そのまま何とか一件獲得できた。

 

一件獲得すると自信が付く。

 

そのまま、連日倉庫番をしながら一件を積み重ねて行き。

気づくと一部の社員さんよりも獲得数が増えてた。

 

佐保店長

「なかなか頑張ってじゃんyosiちゃん。

クレカ担当になってみるか!」

 

倉庫から外れることになった。

そして、僕はクレカ担当に。

 

続く。