2005年 外資の会社に勤めてた 回想2 | yosiのゲーマー日和

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月曜はゲーム以外の近況日記。
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アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

・会社名 登場人物名は仮のものです

・この話はフィクションです 

実在のものとは一切関係ありません たぶん

 

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横浜の一等地のオフィス。



中年の眼鏡を掛けた、

物腰が柔らかい雰囲気の、

目が笑ってない松川支店長は、

あっさり僕を採用。

 

そして、まずは支店長直々に研修を受けた。

商材は【直収電話サービス】

 

解説

1952年設立当時NTTは国営だった。

そのため、家の電話は全て国との契約だった。

 

しかしその後1985年に民営化。

この時点で、

便宜上は家の電話も、

NTT以外の電話会社に契約することもできるようになった。

 

が、実際NTT以外の電話会社の参入は時間がかかり。

 

そして2001年。

家の電話を同じ番号のまま、

他の電話会社に契約できる、

番号ポータビリティが可能になった。

 

最近携帯電話業界でも始まったから、

そちらを思い浮かべるとわかりやすいかも。

ドコモで契約した電話番号が、

auでも使えるというシステムと同じ。

(逆も可だし、他にソフトバンクも可)


 

つまり直収電話営業とは

NTT以外の電話会社の代理店として、

NTTの家の電話の顧客を奪うのが仕事。

直収電話  ←詳しく知りたい人はネット辞典参照


 

「同じ電話番号ですからあまり変わりませんよ~」

と勧誘するわけだ。

 

丸一日研修を受けて、

まぁ、何となくわかった。

 

「じゃ明日から、

教育係に中村君を付けるから、

詳しいことは彼に聞いてくれ」

 

はーい。

 

中村さんは30代前半。

元広告代理店勤務の日焼けした黒い男性。

芸能人にいそうなダンディな人。


 

そして次の日、中村さんの下で、

実際の営業を見ることに。

 

仕事内容は、

一件一件住宅のチャイムを鳴らしていく、

訪問営業。

 

続く。