2005年 外資の会社に勤めてた 回想25 | yosiのゲーマー日和

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元ゲーム店員のゲーマー日記。
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月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次


・会社名 登場人物名は一部仮のものです

・この話はフィクションです 

実在のものとは一切関係ないという建前です

 

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当時の自宅の、

駅三つ離れたところに、

母さんの実家であるじいちゃん家があって。

 

このときじいちゃんは、

10人が住める広さの家の2階建ての家に、

猫と住んでる一人暮らしだった。

 

僕はイッパ・クレストに勤めるまでは、

一年近く失業していて時間があり、

よくじいちゃん家に顔を出してて。

 

で、イッパに勤めた後も、

土日休みにはじいちゃんの家にいた。

 

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【勤務5日目~6日目の間の最初の土日】

 

じいちゃんは僕の就職について、

非常に心配していたので、

勤め始めたことをきちんと報告。

 

でも、この時点で一週間が過ぎていて、

イッパがかなり待遇がひどい会社なのも気づいて。

 

だから。

 

「じいちゃん。

今勤めてる会社ね。

 

本当につらいし本当にひどい会社。

 

でも、それを乗り越えられれば、

成長できそうだから、

頑張ってみるよ!

 

まあ、たぶん長く勤められないと思うけど、」

 

本心だった。

 

じいちゃん。

「まあ。やれるだけやってみろ!

本当にダメだったら辞めてもいいからな!」

 

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【勤務10日目の翌日】

 

そして、本当にダメだった。


 

というわけで勤務10日目が終わり、

この土曜日もじいちゃん家に来ていたが。

じいちゃんにもう辞めることを報告。

 

そしてじいちゃんの家から

辞める電話を掛けて。

 

掛けたのは中村さんの携帯電話。

 

「もしもし。yosiです」

 

中村さん。

「どうしたの?」

 

「すいません。

もう、辞めさせてください。

限界です。

もうチャイムを押すのが嫌で嫌で仕方ありません…

~~~~~~~~~~」

 

「~~~~~~~~~~ 

そうか…。残念だな。

静岡で一緒に仕事したかったよ…」

 

「申し訳ありません。

中村さん。本当にありがとうございました!」

 

これが、

中村さんとの最後の会話。

 

そして、

月曜日に書類だけ返しに来た。

中村さんも他のみんなも支店長もいない。

いたのはほぼ話したこと無い事務の女性だけ。

 

事務の女性に一式を返し、勤務終了。

 

「ここの人たちは、

本当にすごい人たちばかりですね

僕にはとても出来ませんでした…」

 

事務の女性。

「別に特別な人たちとは思いませんけど…

まあ、お疲れ様でした」

 

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こうして2週間の勤務が終わった。

 

ちなみに。

収入はゼロ。

 

最初の一ヶ月勤務を終えて無いと、

日給1万+交通費は払われない。

労働基準法で考えれば違法なんだけど、

僕たちは請負で法律の外。

 

結局、

交通費は全て僕の貯金から持ち出し。

かなりの赤字になってしまった。

 

でも、結局一件も獲れてない。

僕はこの弱肉強食の職場で、

見事に負けに負けたわけだし、

賃金を要求するつもりもなかった。

 

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また、後遺症として。 


しばらくの間、

道を歩いていて、

家の前のチャイムを見るだけでも、

仕事のことを思い出して吐き気がした。

 

これはもう、

快方に向かうまで結構時間がかかった…。

 

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とまあトラウマだらけのイッパ・クレストの思い出。

実際、2005年にはもうこのブログ始めてたけど、

この会社のことは一切書かなかった。

当時は思い出したくも無い記憶だったわけだし。

 

で、2008年。

きっかけがあり思い出した。


ちょっと長くなってきたので、

次回に続く。

もうそろそろ完全に締め。