2001年 コンビニで学んだ事… 12 愛人と競馬 | yosiのゲーマー日和

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他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。


目次

 

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

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借金の理由は、

棚卸しのマイナスの積み重ねによるもの。

 

表向きの理由はコレで間違いない。

 

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でも良く考えたら、

そもそも、それだけが理由なら、

奥さんに隠してまで僕に借りる必要無いよな。

 

つまり。

 

裏の理由が存在する。

 

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とはいえここら辺は、

状況から推測するしかないんだけど、

二つ、思い当たる裏の理由がある。

 

ちなみにどちらが理由だったとしても、

人生終わってる。

 

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「ケンチャナヨ~~」

岩越店長の口癖。

韓国語で【大丈夫】の意味。

 

まあ、この言葉が口癖な時点で、

【韓国系の店】が大好きなのが分かる。

 

実際、店に

「てンチョウさん いまスか?」という、

日本語がつたない若い女性の電話を、

取り次ぐことがやたら多いので。

 

推測1

【水商売のアジア系愛人に貢いでる】

 

まあ、この理由の可能性は高いな。

もしこれだったら、

どう考えても僕が貸した金返ってこないんだが。

 

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夜勤リーダーの大学生のケンが、

教えてくれた謎の人物。

 

【競馬のおじさん】

 

40~50代。

ラフな結構のジャケットを着込んで、

店長といつも競馬の話をしてる。

 

ケンもその競馬のおじさんと話してみたそうだ。

「なかなか面白い説を言う奴だね

結構ノリが合って、話し込んじゃったよ」

 

ふーん。

何なんだろうね、彼は。

 

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僕は当時も今もギャンブルには興味がなく、

岩越店長と競馬のおじさんが、

何の話しをしてたのかは知らない。

 

ただ、正体についてはそれほど重要じゃない。

 

大事なのは、

彼と一緒にギャンブルに手を出していると言う事実。


推測2

【ギャンブルに逆転を掛けている】

 

もし岩越店長の理由がこちらだった場合、

愛人よりは救いがある。

儲かる可能性もあるわけだし。

 

しかし、その欲のせいで、

結局大損するパターンの多いこと多いこと。

そういう意味では、結局厄介。

 

商売の借金をギャンブルで何とかしようと考え出したら、

完全に末期。

貸したお金は返ってくるわけが無い。

 

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ケンもカッチャンも、

「競馬のおじさん、ウザクなってきた。

競馬の話しをしすぎ。

もう無視することにしてる」と言ってる。

 

それぐらい競馬狂いの人なわけか。

 

 

愛人と、ギャンブル系の知り合い。

借金の形としては王道過ぎるな。

 

岩越店長ダメだ。


そう確信した2001年の終わり。

 

続く。