2001年 コンビニで学んだ事… 18 時給前編 | yosiのゲーマー日和

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他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

 

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

 

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【職場によって違うけど、

基本的には同僚での時給、給料話はタブー】

 

これが、

この10年の間、

8つほどの職場を転々とした僕の結論。

 

はっきりいって、

トラブルの元。

【同じような仕事内容なのに…】

【安すぎね?コレだけ仕事してるのに、上は見る目無い】

【高すぎね?どうみても役立たずなのに】

↑こんな心の声が生まれてしまう。

 

はっきりいって、

給料が平等な職場なんてない。

あえていうなら結果主義の完全歩合くらい。

 

それ以外は、

どっかしらで不平等が生じてる。

 

だから、聞かれたときはしょうがないけど、

わざわざ自分から話すのは止めたほうがいい。

聞いてくる人がいてもあいまいにごまかせれば、

そのほうがいい。

 

前の職場のコールセンターなんか、

派遣社員が7割だったから、余計にそうだった。

派遣会社の違いによって同じ仕事でも不平等。

 

まあ、時給、給料を聞いてくる人は、

基本的に空気読めない人だから、

うまくかわすのは難しいかもね。

 

というわけで今回は、

僕がその空気読めない側の方のエピソード。

 

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【アキマサ】

 

対人恐怖症の30近くの男性。

背が小さく眼鏡でちょっと卑屈な態度。

せむしおとこっぽいイメージ。

 

お客様に絶対にいらっしゃいませを言わない。

コンビニバイトとしてはあまりにも問題がある。

 

ただし、仕事はかなり速い。

店でもトップ。

荷物をしまうのは彼に任せておけば間違いない。

 

また、どんなにきついシフトも文句言わず出てくれる。

朝昼夕夜なんでも。

今は夜が人が足りてるので、

朝昼が中心。

 

で、伊勢左木店はどの時間帯でも、

必ず二人以上のシフトなんで、

レジではないほうで働いてもらうと、

アキマサの実力は最大限に発揮される。

 

かたや僕は、

店の管理、発注などの頭脳労働はできるし、

愛想も普通にあるのでレジも大丈夫だけど、

荷物をしまうのは店で一番遅い。

 

つまりアキマサと組むのが理想。

僕がレジで、アキマサが整理。


まあ、どっちも普通以上にできる、

バイトリーダー米川さんが一番なのは間違いない。

 

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そんなアキマサの時給が。

 

『時給…あげテもらったよ』

↑ちょっと片言っぽい話し方。


 

「え。いくらになったのアキマサさん」

↑アキマサは年上だったけどタメ語の僕。

認めるべきところは認めてるけど、

ダメなところがあることも受け入れてるんで、

対等に扱ってる。

 

『¥880』

 

《僕、¥840なのに…》

続く。