・目次
この物語は現実を基にしたフィクションです。
登場人物名は仮名です。
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【2002年12月】
PCショップで働き始めて半年以上経過。
PCショップ店長
「社会保険は週5日のバイトは、
強制的に加入になるけど大丈夫?」
「もちろん!それがむしろ希望です!」
「ああそうなんだ…。
手取りが減るからって嫌うバイトも多いんだけどね」
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というわけで人生で初の社会保険に加入し、
厚生年金を払い始めた僕。
さすがにここは大きい会社だ。
でも、それは良かったけど、
総収入が減っちゃったからな…。
基本時給はコンビニより下がったし、
夜勤も無い。
あと岩越店長は、
休憩分の給料を引かなかったので、
9時間働いたらその分全額給料だった。
(ただその分忙しいときは休憩は保障されてなかったけど、
収入的には非常にありがたかった)
でもこのPCショップは当然だけど、
休憩分の給料を引かれる。
だから9時間拘束で8時間の給料。
(その代わり、必ず休憩はくれた)
さらにこのPCショップには残業が存在しない。
月に一度の棚卸しのとき以外は完全に定時上がり。
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結局月収は、
13万くらい。手取り11万って所。
僕は、貯金を崩さないのが精一杯で、
増やすことは出来なかった。
コンビニのときは18万くらいだったし…。
この頃もゲームの趣味は全開だったし…。
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PCショップ店長
「副業?したいならかまわないよ」
OK!許可が出た!
米川さんに連絡を取ってみよう。
週1~2で伊勢左木店で働けないかと、
提案してみよう!
またみんなと会いたいし。
ちょっと働くくらいなら給料の遅延も無いだろう。
そんな軽い気持ちだった。
続く。