2001年コンビニで学んだ事23《-50+2=-48》 | yosiのゲーマー日和

yosiのゲーマー日和

元ゲーム店員のゲーマー日記。
日曜に毎週のゲームプレイ近況連載中。
月曜はゲーム以外の近況日記。
火曜日は週刊少年ジャンプの感想。
他の日は漫画やゲームなど。
アクションは苦手。RPG、テキスト系中心。

目次

  

この話は現実を基にしたフィクションです。

登場人物名は仮名です。

  

==========


【2002年2月前半】

 

今回の棚卸しが、

以前に比べて差異が少なかった事実を知り、

そろそろ、借金の返済を求めるべきと考えた。

 

もう、ヤバイ状態なのは分かってきてる。

返してもらえるときに返してもらうべきだ。

 

というわけで、

岩越店長との会話。

 

==========

 

「50万円……、

そろそろ返してもらっても良いですかね?」

 

岩越店長が慌てだした。

「え……!?

ああ……。

 

……………」

 

なんで黙っちゃうんだよ。

 

~~~~~~~~~~

 

ちょっとの時間が過ぎて、

岩越店長が、

《ひらめいた!》って顔をして、

口を開いた。

 

「とりあえず、

利子としてこれ渡しておくから!

後は今度返すよ!な!?」

 

¥2万だ。

 

==========

5 借用書

↑ここでの借用書の不備が、

ここにきて響いた。

 

【本人の証明】

【日付、金額】

↑ここまでは良い。

この時点でばっくれは出来なくなった。


 

しかし、

【借金の期限】

【遅延損害金、利息】

↑この二つを定めてない。

 

つまり、

【いつとは言わないけど、

返す意思はある

その意思を示すために利子先払い】


 

これは有効だ。

僕がちゃんと期限を定めてれば、

【期限を過ぎたので全額返済を強制します】と言えるが。

 


今回は言い逃れのスキを作ってしまってる。

とりあえず、¥2万をもらい、

引き下がるしかなかった…。

 

==========

 

というわけで教訓。

どうしても人に、

お金を貸さなければいけない状態になったとき。

 

かならず借金の期限を定めておきましょう。

そうしておけば、

【こちらが正当な行動をする言い訳ができます】

全額返済等ね。

 

言い訳、結構重要。

 

最初からお金を騙し取るのが目的の、

結婚詐欺師等にも一定の効果があります。

期限という約束事を定めてるのに破るんだから、

【あなたよりもお金が大事】ということになり、

夢から覚める第一歩のきっかけになります。

 

貸さないのが一番だがな。

 

==========

 

一応、50万貸して2万の利息は破格。

たかだか数ヶ月でこれだけの金額になるなら、

銀行に預けるよりよっぽどいい。

 

このまま貸しっぱなしで、

利息だけをむしり続けるのも一つの手。

あきらかに岩越店長金銭感覚おかしくなってるし。

 

しかし当然、リスクには気づいてる。

【そもそも全額返済してくれる気があるのか?】

そのへんの保障がない以上、

机上の空論に過ぎない。

 

¥2万の戦果はとりあえず懐に入れつつ、

岩越店長とのマネーゲームは続く。

 

今回は、岩越店長が上手だった